普通自動車免許取得メモ

動機

下の子(小4)の趣味の釣りに行くため、実家に単身で住む父がいずれ運転できなくなるときに備えて運転できるようにしておきたかった。ちなみに大学生のときに親の負担で免許を取るかPCを買うか選ぶイベントがあり、そのときは迷わずPC購入を選んだ。それから約25年、今度は運転免許を取得することにした。

自動車学校選び

自宅から自転車で通える距離に2つ自動車学校がある。1つは自転車で5分、より高い、公共交通機関で行けない。もう1つは自転車で10分、安い、電車で行ける。今回は安さを選んだ。

実際通ってみると、

  • 良い点
    • 教官が親切
    • 学科のフォローがよい
  • 悪い点
    • 混みがちで技能の予約が取りづらい。これは追加料金を払って段階ごとにすべてのコマを前もって予約することで対処した。でも段階が変わるとそのタイミングで空いてる枠を予約することになり、最短でも1ヶ月先、とかになってしまう。その前に学科を取れるだけ取った。

第1段階

教習所内コースで技能教習(ATなので12時限)と学科教習(15時限)。学科は時間割が公開されていて、都合のいいタイミングで受けに行けば良い。授業中の態度には厳しく、携帯はオフか鳴らないような状態にすることが要求されて、居眠りは退室で受け直し、遅刻も許されない。全項目受け終わると模擬試験があり、これに合格しないと第1段階修了試験に進めない。通った教習所では落ちこぼれを出さないためか、紙の問題集を3セット、タブレット端末の問題集を全部合格することが追加の条件として課せられていた。

技能は教習所コースをぐるぐる回るところから始めて、坂道発進・踏切・交差点・S字&クランクなどの決められた項目をこなしていく。S字とクランクにはそこそこ苦戦した。最後の時限にみきわめと呼ばれる仕上がり具合の判定があり、これに合格しないと修了試験には進めない。

修了試験は午前技能、午後学科の2部構成。受かると仮免許が交付されて、理屈上は条件付きで路上で練習運転ができるようになる。ただ、通っていた教習所では教習所と関係ないところで仮免許を使って練習することを推奨しておらず、基本は教習所に預けたままにするというやり方だった。

開始から終了まで約2ヶ月。

第2段階

同じく技能と学科の両方を受ける形式。第1段階との違いは、技能は仮免許を使って路上に出ての教習中心になる点、学科は救命講習の実技が加わる点と試験を教習所ではなく運転免許試験場で受けることになる点。路上では何パターンかある決められたコースを指示に従って運転するところから始めて、路上での停車の練習、自分で目印などを基準とした経路を決めてその通りに移動する練習、高速道路を運転する教習などで構成されていた。2時限だけ教習所内での教習があり、そこでは方向転換と縦列駐車の練習を行った。

第2段階のみきわめに通ったら卒業検定を受けることができる。第1段階と異なり、学科は居住地ごとに決まっている試験場で受けることになるので技能のみ。教習生が3名・試験官が1名という組み合わせで乗り込み、3種類ある路上検定コースを順番に走ってから教習所内で方向転換もしくは縦列駐車の検定を行う。合格したら卒業証明書が発行されて、教習所通いは終わり。

会社を辞めることになり有休消化の時期を技能教習にあてることができたので、第2段階については開始から終了まで1ヶ月半ほどで済んだ。

学科試験

住居地ごとに指定された試験場に受けに行く。平日しか受験できないのがネックだが、私の場合は1/4が休みだったのでその日に受けることができた。合格するとその日のうちに免許証が発行されて、これで全行程終わり。